交通事故に遭うと、治療費や損害賠償金など、多額の費用が発生します。そこで重要になってくるのが、弁護士費用特約です。弁護士費用特約に加入しておけば、弁護士に依頼する費用の一部または全額を保険金で賄うことができます。

弁護士費用特約は家族も使える？

では、弁護士費用特約に加入している場合、家族もその特約を利用できるのでしょうか？答えは、ケースバイケースです。

一般的に、弁護士費用特約は契約者本人にしか適用されません。しかし、以下のような場合は、家族も特約を利用できることがあります。

家族が契約者の扶養家族である場合

契約者が保険会社に扶養家族として家族を登録している場合、家族も弁護士費用特約の対象となります。

家族が契約者の運転する車両を運転していた場合

契約者が保険会社に家族を運転者として登録している場合、家族が契約者の車両を運転中に事故を起こした場合も、弁護士費用特約が適用されます。

家族が契約者の同意を得て車両を運転していた場合

契約者が家族に車両の運転を許可した場合、家族が事故を起こした場合も、弁護士費用特約が適用されることがあります。ただし、契約者によって運転が禁止されていた場合は、特約は適用されません。

また、弁護士費用特約の内容によって、家族の利用範囲が異なる場合があります。そのため、契約内容を事前に確認しておくことが重要です。

弁護士費用特約は、交通事故の際の経済的負担を軽減するための重要な制度です。家族も特約を利用できるかどうかを正しく理解し、万が一の事態に備えましょう。