労災での後遺障害認定のデメリットは？

交通事故での労災認定を受けると、後遺障害の等級認定を受けることができます。後遺障害の等級認定は、労働者が負った障害の程度を評価するもので、等級に応じた補償金が支払われます。

後遺障害認定のデメリット

しかし、後遺障害認定には以下のようなデメリットもあります。

１．認定が難しい

後遺障害認定は、医師による診断書やレントゲンなどの客観的な証拠に基づいて行われます。しかし、症状が軽度だったり、客観的な証拠が得られなかったりする場合には、認定が難しいことがあります。

２．認定に時間がかかる

後遺障害認定は、労働基準監督署が行います。認定には時間がかかり、数ヶ月から数年かかる場合もあります。

３．等級が低いことが多い

実際に支給される補償金は、認定された等級に応じて決まります。しかし、労災の場合、認定される等級は比較的低いことが多いです。そのため、十分な補償を受けられない可能性があります。

４．損害賠償請求が難しくなる

労災認定を受けると、労災保険から補償を受けることができます。この場合、加害者に対して損害賠償請求することが難しくなります。交通事故の相手方が過失を認めていないケースでは、補償金を受け取ることが困難になる可能性があります。

後遺障害認定を受けることで、一定の補償を受けることができますが、デメリットも考慮することが重要です。認定が難しい、時間がかかる、等級が低い、損害賠償請求が難しくなるなどのデメリットがあることを理解した上で、適切な判断をしましょう。