交通事故時に示談が不成立となった場合の手順は？

交通事故に遭った時に、相手方と示談が不成立となってしまった場合は、以下の手順を踏む必要があります。

1. 交通事故証明書の取得

まずは、警察に交通事故証明書を発行してもらいましょう。これは、事故の状況や過失割合を証明する大切な書類です。警察への届出は、事故発生から24時間以内に済ませることが望ましいです。

2. 保険会社の相談

交通事故証明書を入手したら、加入している保険会社に連絡しましょう。事故の状況や示談交渉の進捗を説明し、保険金の請求手続きについて確認してください。保険会社は、示談交渉のサポートや弁護士の紹介などを行っています。

3. 弁護士への相談

保険会社との相談だけでは解決が難しい場合、弁護士への相談を検討しましょう。弁護士は、事故の過失割合や損害賠償額の適正性を判断し、示談交渉を代行してくれます。また、裁判手続きが必要な場合にも対応してくれます。

4. 損害賠償請求

相手方と示談が不成立となった場合は、内容証明郵便などで損害賠償請求を行います。請求内容には、事故の経緯、損害の程度、請求金額などを明確に記載しましょう。相手の住所が不明な場合は、弁護士に調査を依頼することもできます。

5. 裁判手続き

損害賠償請求をしても相手方が応じない場合、裁判所に訴訟を提起する必要があります。裁判所は、事故の状況や過失割合を審理し、損害賠償額を決定します。裁判手続きには時間がかかるため、長期的な視点で考える必要があります。

交通事故時の示談交渉が不成立となった場合、適切な手順を踏むことが重要です。必要に応じて専門家のサポートを受けながら、正当な補償を受けるための努力をしましょう。