慰謝料を減額されないためのポイントは？

交通事故に遭った場合、被害者側は加害者に対して慰謝料を請求できます。慰謝料は、事故による精神的?肉体的苦痛に対する補償金です。しかし、請求した慰謝料がそのまま全額支払われるとは限りません。加害者側が減額を求めてくる場合があるのです。

では、慰謝料を減額されないためにはどのようなポイントを押さえておけばよいのでしょうか？以下に、重要なポイントを紹介します。

1. 事故の状況を正確に記録する

事故の状況を正確に記録することは、慰謝料の減額を防ぐ上で非常に重要です。事故現場の写真を撮ったり、警察に事故証明書を作成してもらったりしておきましょう。また、事故直後の自分の症状や経過を日記に記録しておくと、後々証拠として役に立ちます。

2. 治療をきちんと受ける

事故後は、すぐに病院を受診して治療を受けましょう。治療を受けずに放置しておくと、後から症状が悪化して慰謝料が増額される可能性があります。また、治療内容を記録したカルテは、慰謝料を請求する際の重要な証拠となります。

3. 過剰な請求をしない

慰謝料を請求する際には、過剰な請求をしないように注意しましょう。実際にかかった治療費や通院日数などを基に、適正な金額を請求することが大切です。過剰な請求は、減額される可能性が高くなります。

4. 後遺障害の認定を受ける

事故によって後遺障害が残った場合は、後遺障害等級の認定を受けましょう。後遺障害等級によって、慰謝料の金額が異なります。後遺障害等級の認定を受けると、慰謝料を減額されるリスクを軽減できます。

5. 弁護士に相談する

慰謝料の減額を防ぐためには、弁護士に相談することをおすすめします。弁護士は、事故の状況や治療内容を踏まえて、適正な慰謝料額を算出し、減額交渉を行います。弁護士に依頼することで、慰謝料を全額獲得できる可能性が高まります。