物 損 事故 と 人身事故 の 違いと請求範囲

 2024-11-09    12  

交通事故が起こると、物損事故と人身事故の2種類に分類されます。それぞれによって、請求できる範囲が異なります。ここでは、物損事故と人身事故の違いと請求範囲について解説していきます。

物損事故

物損事故とは、主に車両同士の衝突や単独事故など、負傷者がいない事故のことです。この場合、請求できるのは車両の損害のみとなります。具体的には、修理費、レッカー代、代車費用などが含まれます。

物 損 事故 と 人身事故 の 違いと請求範囲

人身事故

人身事故とは、事故によって負傷者が発生した事故のことです。この場合、車両の損害に加えて、負傷者の治療費、慰謝料、逸失利益などの請求が可能です。

請求範囲の違い

物損事故と人身事故の請求範囲の違いは以下の通りです。

  • 物損事故:車両の損害のみ
  • 人身事故:車両の損害、負傷者の治療費、慰謝料、逸失利益など

慰謝料について

慰謝料とは、事故による精神的苦痛に対する損害賠償です。人身事故の場合、負傷の程度によって慰謝料の額が異なります。また、後遺症が残った場合には、後遺障害慰謝料を請求することもできます。

逸失利益について

逸失利益とは、事故による休業や減収によって発生した損害です。人身事故の場合、負傷者が仕事を休んだり、収入が減ったりした場合に逸失利益を請求できます。

請求の注意点

物損事故や人身事故の賠償請求を行う際には、以下の点に注意が必要です。

  • 事故発生時の状況を正確に記録しておく
  • 相手方の情報(氏名、住所、連絡先など)を収集する
  • 警察に事故届を提出する
  • 保険会社に連絡する
  • 医療機関で診断書を作成してもらう(人身事故のみ)

物損事故や人身事故の請求は複雑で、専門的な知識が必要となる場合があります。そのため、弁護士に相談することをおすすめします。

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