交通事故後、仕事ができなくなった場合、労災が適用されるか？

交通事故によって身体に障害を負い、仕事を続けることが困難になった場合、労災保険が適用される場合があります。

労災保険の対象者

労災保険は、仕事に起因して負傷や疾病を患った労働者に対して適用されます。交通事故が業務上であれば、たとえ業務外の時間帯や場所であっても労災保険の対象となります。

交通事故が業務上と認められる条件

交通事故が業務上と認められるには、以下の条件を満たす必要があります。

• 業務遂行の用に供された車両の運転中に発生したこと
• 業務遂行のために乗車していたこと
• 業務の遂行に密接な関連があったこと

例えば、営業車を使って顧客先を訪問中や、仕事からの帰宅途中に交通事故が発生した場合などは、業務上と認められる可能性があります。

業務外の場合でも適用される場合

交通事故が業務外であったとしても、業務と関連性が認められる場合は労災保険が適用される場合があります。

• 通勤途中の交通事故
• 出張先での交通事故
• 業務上の研修や会議に出席するための交通事故

手続きの流れ

交通事故で仕事を継続できなくなった場合は、以下のような手続きが必要です。

• 警察に交通事故の届け出をする
• 勤務先または労災保険組合に労災保険の申請をする
• 労災保険の審査を受ける
• 審査の結果、労災保険が適用されると認められれば、給付金や補償が支給される

まとめ

交通事故で仕事を継続できなくなった場合、労災保険が適用される場合があります。業務上かどうかや適用条件をしっかりと確認し、必要な場合は速やかに労災保険の申請を行いましょう。