交通事故で示談に応じない場合、どうなるか？

交通事故の当事者同士が保険会社を通じて示談交渉を行いますが、加害者側が示談に応じない場合があります。その場合、被害者側はどのように対応すればよいのでしょうか？

交渉の継続

まずは、何度も保険会社や加害者側に連絡をとり、交渉を継続しましょう。加害者側は、過失を認めたくない、過失割合について折り合いがつかない、などさまざまな理由で示談に応じない可能性があります。根気強く交渉することで、相手の考えを改めさせることができるかもしれません。

保険会社への委任

粘り強く交渉しても示談がまとまらない場合は、保険会社に交渉を委任しましょう。保険会社は交渉のプロフェッショナルであり、被害者の権利を守るために尽力してくれます。

内容証明郵便の送付

保険会社への委任後も交渉がまとまらない場合は、内容証明郵便で加害者側に示談に応じるよう求めることができます。内容証明郵便は、加害者側に内容が届いたことを証明する書面であり、示談に応じない場合の法的措置を示唆する効果があります。

弁護士への相談

内容証明郵便を送付しても示談がまとまらない場合、弁護士に相談することを検討しましょう。弁護士は、被害者の権利を保護し、示談交渉の代理人として加害者側と交渉してくれます。また、必要に応じて訴訟を提起することもできます。

訴訟の提起

すべての交渉が不調に終わり、弁護士と相談の結果、訴訟が最善の選択肢と判断された場合は、裁判所に訴訟を提起します。訴訟では、裁判官が加害者の過失や損害賠償額を判断します。

示談に応じない場合のデメリット

加害者側が示談に応じない場合、以下のようなデメリットがあります。

• 被害者の治療が遅れる
• 被害者の損害が拡大する
• 精神的な負担が大きくなる
• 最終的に裁判で不利な判決を受ける可能性がある

交通事故で示談に応じない場合は、被害者にさまざまな不利が生じます。そのため、適切な対応をとることが重要です。