ひどい虫歯の治療費はいくらですか？

日本に住んでいる方にとって、虫歯治療は避けて通れない問題かもしれません。今回は、虫歯の進行度合いによって異なる治療費について、詳しくご説明します。

虫歯の進行度合いは、C0～C4の5段階に分類されます。C0は初期虫歯で、痛みや自覚症状はありません。C1になると、歯の表面に小さな穴が開き、冷たいものや甘いものがしみるようになります。C2になると、穴が大きくなり、歯の内部まで進行します。C3になると、歯髄（神経）にまで達し、強い痛みを伴います。C4になると、歯髄が壊死し、抜歯が必要になることもあります。

治療費の目安

虫歯の治療費は、進行度合いによって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

• C0（初期虫歯）：3,000～5,000円
• C1（象牙質う蝕）：5,000～10,000円
• C2（歯髄炎）：10,000～20,000円
• C3（根管治療）：20,000～50,000円
• C4（抜歯）：10,000～20,000円

ただし、治療費は歯科医院によって異なる場合があるので、必ず事前に確認することをおすすめします。

保険適用による負担額

健康保険に加入している場合は、虫歯治療に保険が適用されます。保険適用額は、治療内容によって異なりますが、一般的には以下の通りです。

• C0（初期虫歯）：1,000円程度
• C1（象牙質う蝕）：2,000円程度
• C2（歯髄炎）：3,000円程度
• C3（根管治療）：5,000円程度

C4の抜歯は、健康保険の適用がありませんので、全額自己負担となります。また、保険適用外の治療（例：セラミックインレー）を選択した場合は、その分も自己負担となります。

虫歯治療費を安く抑える方法

虫歯治療費を安く抑えるには、以下の方法が有効です。

• 初期虫歯のうちに対処する
• 定期的に歯科検診を受け、虫歯の早期発見に努める
• 保険適用の治療を選択する
• 複数の歯科医院で治療費を比較する

虫歯は進行すると治療費が高額になるだけでなく、歯の健康や全身の健康にも悪影響を及ぼします。虫歯になったら放置せずに、早めに適切な処置を受けることが大切です。