骨折の見舞金の相場はいくらですか？

交通事故で骨折を負ってしまった場合、慰謝料とは別に骨折した部位に応じた見舞金が支払われます。この見舞金の金額は、骨折の程度や期間によって異なります。ここでは、骨折の見舞金の相場について、日本の交通弁護士の観点から解説します。

手首の骨折

手首の骨折の場合、1～2カ月程度の治療期間が見込まれます。見舞金の相場は、約20万円～30万円です。

足の骨折

足の骨折の場合、治療期間は骨折部位によって異なります。足の甲や指の骨折であれば、1～2カ月程度ですが、足首や膝の骨折であれば、3～6カ月程度になります。見舞金の相場は、骨折部位によって異なりますが、20万円～50万円です。

肋骨の骨折

肋骨の骨折の場合、治療期間は3～6カ月程度です。見舞金の相場は、約20万円～30万円です。

骨盤の骨折

骨盤の骨折の場合、治療期間は6カ月～1年以上です。見舞金の相場は、約40万円～60万円です。

脊椎（せきつい）の骨折

脊椎の骨折の場合、治療期間は1年以上です。また、後遺症が残る可能性も高いため、見舞金の相場は50万円～100万円以上と高額になります。

見舞金の請求

骨折の見舞金は、加害者の保険会社に請求することができます。請求には、診断書や治療費の領収書など、骨折の事実を証明する書類が必要です。保険会社によっては、独自の基準に基づいて見舞金を算定することがあります。そのため、見舞金の金額が相場と異なる場合がありますので、注意が必要です。

骨折の見舞金の相場は、あくまで目安です。骨折の程度や治療期間、後遺症の有無などによって、金額は変動します。具体的には、交通事故の弁護士に相談し、適切な見舞金の金額を算定してもらうことをおすすめします。