人身事故に切り替えられたらどうなる?

 2025-03-14    6  

## 人身事故に切り替えられたらどうなる? 物損事故として届け出た交通事故が、後日、人身事故に切り替えられることがあります。これは、事故当初は身体的な痛みを感じていなかったものの、時間が経つにつれて症状が現れたり、事故による怪我の程度が判明したりした場合によく起こります。人身事故への切り替えは、被害者にとって様々な影響を与える可能性があります。

この記事では、物損事故から人身事故への切り替えがどのような状況で起こり、どのような影響があるのか、そして、人身事故に切り替えられた場合に被害者が取るべき対応について、日本の交通法に精通した弁護士の視点から解説します。

人身事故への切り替えが可能なケース

物損事故として届け出た場合でも、以下のいずれかに該当する場合は、人身事故への切り替えが可能です。

人身事故に切り替えられたらどうなる?

* 事故後、身体的な痛みや違和感を感じ、医師の診断を受けた結果、事故による怪我であると診断された場合 * 事故当初は痛みを感じなかったが、時間が経つにつれて痛みが出始めた場合 * 事故直後は軽傷だと思っていたが、後日、精密検査を受けた結果、重傷であることが判明した場合

警察は、人身事故の届け出を受理するにあたり、医師の診断書などの客観的な証拠を求めます。そのため、人身事故への切り替えを希望する場合は、必ず医療機関を受診し、診断書を作成してもらうようにしましょう。

人身事故への切り替えによるメリット?デメリット

人身事故に切り替えることには、以下のようなメリットとデメリットがあります。

**メリット:** * **治療費や慰謝料などの損害賠償を請求できる:** 人身事故として扱われることで、怪我の治療費、通院交通費、休業損害、慰謝料など、様々な損害賠償を相手方に請求できるようになります。 * **後遺障害が残った場合に、後遺障害等級認定を受けられる:** 事故による後遺症が残った場合、後遺障害等級認定を受けることで、より高額な損害賠償を請求できるようになります。 * **刑事処分が科される可能性がある:** 加害者の過失が大きい場合、刑事処分(罰金、懲役など)が科される可能性があります。 **デメリット:** * **示談交渉が難航する可能性がある:** 物損事故に比べて、損害賠償額が大きくなるため、示談交渉が難航する可能性があります。 * **時間と労力がかかる:** 損害賠償請求の手続きや、示談交渉、訴訟など、時間と労力がかかる場合があります。

人身事故に切り替えられた場合の対応

物損事故から人身事故に切り替えられた場合、以下の対応を取ることをお勧めします。

1. **警察に人身事故への切り替えを申し出る:** 診断書などの証拠を提出し、人身事故への切り替えを申し出ます。 2. **病院で適切な治療を受ける:** 怪我の治療に専念し、医師の指示に従ってリハビリなどを行います。 3. **弁護士に相談する:** 損害賠償請求の手続きや、示談交渉、訴訟などについて、弁護士に相談することで、適切なアドバイスやサポートを受けることができます。

特に、示談交渉が難航する場合や、後遺障害が残った場合は、弁護士に依頼することを強くお勧めします。弁護士は、専門的な知識と経験に基づいて、あなたの権利を守り、適切な損害賠償を得るために尽力します。

交通事故に遭われた場合は、まずは冷静に状況を把握し、適切な対応を取ることが重要です。もし、人身事故への切り替えについて疑問や不安がある場合は、迷わず弁護士にご相談ください。

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