交通事故で相手が加害者である場合の「第三者行為届」の書き方と提出方法

 2026-03-07    82  

交通事故に遭った際、冷静に状況を整理するのは非常に困難なことです。しかし、被害を負った方の中には、自分が被害者であるにもかかわらず、相手方の車が事故の原因を作ったと確信するケースがあります。そのような場合、重要な手続きとして「第三者行為届」の提出が求められます。

この記事では、弁護士として、第三者行為届の意味、なぜ提出する必要があるのか、そして具体的にどのように書き、どこに提出すべきかについて詳しく解説します。

交通事故で相手が加害者である場合の「第三者行為届」の書き方と提出方法

第三者行為届とは何か

まず前提として、第三者行為届は、警察への「民事上の損害賠償請求の届出」ではありません。これは、相手方の行為が「刑法上の犯罪」や「道路交通法に違反する行為」である可能性がある場合に、警察にその事実を報告し、捜査を開始させるための書類です。

たとえば、相手が酒酔い運転、無免許運転、免許取消後の運転、あるいは逃走行為を行っていた場合などがこれに該当します。これを提出することで、警察は相手方の車両や運転者の特定、検挙に向けた捜査を開始することができます。

なぜ第三者行為届を出すべきなのか

多くの方が誤解している点として、この届出を出すと保険が適用されないのではないかと懸念することです。しかし、第三者行為届と任意保険(自賠責保険を含む)の保険請求は全く別のものです。

第三者行為届を出すことによって、被害者の方の権利が損なわれることは一切ありません。むしろ、相手が刑事処分を受ける可能性がある場合、その捜査が進まないと被害者への賠償も進まないことがあります,第三者行為届は、警察に対して「加害者が犯罪者である可能性がある」と強く認識させるための第一歩であり、被害者を守るための重要な武器となります。

第三者行為届の書き方と記入内容

第三者行為届の書式は、管轄の警察署や交番に置かれている「第三者行為届」の用紙をそのまま使用するのが一般的です,手書きでも、パソコン入力のプリントアウトでも構いません,記入する際は、以下の情報を正確かつ詳細に記載することが肝心です。

届出人(被害者)の情報

  • 氏名
  • 住所
  • 電話番号(警察から連絡が来た際に使われます)

加害者(第三者)の情報

  • 車両の種類・型式・色
  • 車両のナンバープレート(あれば)
  • 運転者の氏名・住所・年齢(可能な限り特定できる情報を書く)
  • 事故直後の様子(逃走したか、怒鳴り散らしたか、泥酔している様子など)

事故の詳細

  • 事故の日時
  • 事故の場所
  • 事故の態様(正面衝突、追突、はねられ、横転など)
  • 道路の状況(交差点、直線、信号機の有無など)

主張事項 ここが最も重要な部分です,相手がどのような違反をしたのかを具体的に記載します。

  • 「相手が酒気帯び運転をしていたと見受けられる」
  • 「無免許運転である」
  • 「交差点で赤信号を無視して突っ込んできた」
  • 「交差点で優先道路である私の車を妨害して進入してきた」
  • 「事故直後に逃走した」

客観的な事実だけでなく、見聞きした証言も具体的に記載することで、警察の捜査の助けになります。また、写真や証人リストを添付しておくとさらに有効です。

提出先とタイミング

第三者行為届は、事故を起こした場所を管轄する警察署または交番へ提出します,交通機動隊ではなく、その現場を担当する警察署です。

提出のタイミングですが、可能な限り早い方が良いです,相手が逃走した場合は、証拠が消滅するリスクがあるため、現場検証や証人確認ができる限り早く警察へ届け出る必要があります。

交通事故の際、相手が加害者であると判断した場合、第三者行為届を提出することは、被害者自身の権利を守るための重要なステップです。これは保険料が上がることや、今後の損害賠償交渉が難しくなるという心配は全くありません。

書き方はそれほど複雑ではありませんが、相手の車両情報や違反の事実を正確に伝えることが、警察による迅速な捜査につながります。もし書き方が分からなかったり、警察とのやり取りに不安がある場合は、迷わず弁護士にご相談ください,専門家が適切な手続きをサポートすることで、被害者の方が納得のいく結果を得られるよう尽力いたします。

元のリンク:https://rb-lawyer.com/post/6915.html

=========================================

https://rb-lawyer.com/ 为 “コンパル法律事務所” 唯一の公式サービス プラットフォームです。他のチャネルは信用しないでください。