2026-03-15 2
近年、SNSや動画配信プラットフォームを活用して、移動中の風景やドライブ中の様子をライブ配信する「ドライブ配信」という活動が急増しています。カメラを向ければ視聴者を獲得しやすいというメリットはありますが、その裏側には非常に深刻な法的リスクや、他人の命を守るための重大な倫理的問題が潜んでいます。
私は日本の交通事故を専門とする弁護士として、この「ドライブ配信」に対する法的・社会的なリスクについて、詳しく解説したいと思います。
まず、最も基本的で重要な点は、「運転中にスマートフォンを操作することは法律で禁止されている」という点です,道路交通法では、運転者が車外に降りていない限り、安全確保のために自動車の運転に必要な操作以外は、携帯電話その他の通信機器を操作してはならないと規定されています。ドライブ配信を行うためには、画面をタップしたり、撮影を開始・終了したりする操作が必要です。これらは明らかに「運転に必要な操作」に含まれません。したがって、運転中にドライブ配信を行うことは、基本的には道路交通法違反(危険運転防止義務違反)に該当する行為となります。
しかし、多くの人は「運転していないつもり」「ただの横目で見てるだけ」と考えるかもしれません。しかし、事故現場で検問を行う警察官や、事故直後の状況証拠を見れば、その操作が運転中に行われていたかは明白です,仮に「運転に集中できていない」と判断されれば、減点対象となるだけでなく、罰金や免許停取の処分を受ける可能性が高くなります。
次に、重大なリスクとして挙げられるのが、「交通事故を起こした際の過失割合」です。もしドライブ配信中に他車や歩行者との事故を起こした場合、運転者は「運転に集中できていなかった」という重大な過失を負うことになります,事故でも過失割合は認められますが、運転中にスマホを操作していたという事実が判明すれば、過失割合は極めて高くなるのが一般的です,加えて、配信によって事故の瞬間を動画として残すことになりますが、それは同時に「事故を引き起こした責任」を世間に公開することにもなり、社会的な批判も免れません。
さらに深刻なのが、「危険運転罪」や「過失致死傷罪」への発展です。ドライブ配信を目的として、運転の集中を妨げるような行為を繰り返し、重大な交通事故を起こした場合は、刑法の規定に基づき、危険運転致死傷罪などに問われる可能性があります。もし配信の内容が、視聴者を煽るような過度なスピード出しや、危険な運転行為を示唆するものであった場合、その悪質性はさらに増幅し、刑罰は重くなります。
また、配信を通じて周囲に迷惑をかけるという「道徳的・社会的責任」についても触れなければなりません,車内の騒音や、不快な雰囲気を配信することで、周囲の道路利用者や、配信映像を見る視聴者に迷惑をかける行為は、間接的ですが社会的な危害を与える行為となります。
弁護士として、ここで一つだけアドバイスがあります。もし「ドライブ配信」を楽しみたいのであれば、「あくまで車を停めた状態で行うこと」を絶対の条件としてください,完全に車を止めて、エンジンを切ってから配信を開始すべきです,車を動かしている最中に、片手でスマホを操作して配信を行うことは、自分の命だけでなく、他の人々の命を軽視する行為であり、決して許されることではありません。
道路は誰もが安全に移動できる場所であり、その秩序を守ることが法律の根本的な目的です。ドライブ配信が普及する現代において、より安全な社会を実現するためにも、運転中のスマホ操作は厳禁であることを、改めて強く訴えたいと思います,安全なドライブを心がけてください。
元のリンク:https://rb-lawyer.com/post/7254.html
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