労働災害に遭ってしまった場合、慌ててしまうケースが多いでしょう。そんな時に適切な対処を行えるように、今回は労災被災時の対処法についてご説明します。

労災とは

労災とは、業務中に負ったケガや病気のことを指します。仕事が原因で発症したものに限らず、通勤途中の事故でも労災と認定される場合もあります。

労災被災時の対処法

労災に遭ったら、以下の手順を踏むことが大切です。

1. 会社に報告する

労働災害に遭ったら、まずは会社に報告しましょう。会社には労災保険に加入する義務がありますので、報告を怠ると労災保険の給付を受けられなくなります。

2. 医師の診断を受ける

労災保険の給付を受けるためには、医師の診断書が必要です。会社から指示された医療機関を受診し、診断書を発行してもらいましょう。

3. 労災保険申請書を提出する

診断書が発行されたら、労災保険申請書を記入し、会社に提出します。申請書は会社が作成してくれますので、指示に従って記入しましょう。

4. 保険給付を受ける

労災保険申請書が受理されると、労災保険から給付金が支払われます。給付金の種類は、負傷の程度によって異なります。

労災被災時に注意すること

労災被災時に注意すべき点を以下に示します。

労災保険申請の期限を過ぎないようにする（原則として労災発生日から2年以内） 会社への報告や保険申請を怠らない 症状を過小評価したり、隠したりしない

労災交通事故の際の対処法

労災交通事故に遭った場合は、通常の労災被災時の対処法に加えて、以下の点に注意しましょう。

事故現場で警察に届け出る 相手の連絡先と保険会社を確認する 目撃者がいる場合は証言を得る 労災被災は誰にでも起きる可能性があります。適切に対処することで、労災保険の給付を受け、治療や休業補償を得ることができます。万が一の事態に備えて、本記事の対処法を覚えておきましょう。