車同士の事故で警察を呼ばないとどうなる?弁護士が解説するリスクと対処法

 2026-03-25    38  

交通事故に遭ってしまった時、すぐに警察を呼びたくない、あるいは手間がかかるからと「警察を呼ばない」でおさまらせたいという心理は、多くのドライバーが抱くものです。しかし、私が交通事故を専門とする弁護士としてこれまで取り扱ってきた案件の中で、この判断が後になって大きなトラブルを招くケースは数え切れません。

「車が擦っただけだから」「大した怪我もしていないから」と安易に判断してしまうと、後で「過失割合」の争いになったり、保険会社との交渉が難航したりする可能性があります,本記事では、車同士の事故で警察を呼ばない場合の具体的なリスクと、安全に事故処理を行うためのステップについて詳しく解説します。

車同士の事故で警察を呼ばないとどうなる?弁護士が解説するリスクと対処法

まず、日本の道路交通法に基づき、警察を呼ぶべきケースとはどのようなものか確認しておく必要があります,基本的には、人身傷害(ケガ)が生じた場合や、損害の額が一定基準を超える場合などは、法律上「警察への通報」が義務付けられています。しかし、車同士の接触で怪我人がおらず、車の損傷も小さければ、警察を呼ばずに「私処理(私的処理)」をすることも可能です。これが罠に見えるかもしれませんが、非常に慎重な対応が必要です。

警察を呼ばずに事故を処理する最大のリスクは、「証拠の欠如」です,警察が作成する「交通事故証明書」は、事故の状況、双方の主張、車両の損傷状況などが詳細に記録された唯一無二の客観的証拠書類です。これがないと、後になって「当方の過失割合」がどうなるか争う際に非常に不利になります,例えば、事故直後は相手が謝ってくれたとしても、数日後に「腰が痛い」と言い出したり、過失割合をねだったりする可能性があります。その際、警察の記録がないと、双方の主張だけで決着をつけることになり、あなたが不利益を被るリスクが高まります。

また、保険会社との支払い交渉においてもリスクがあります,自動車保険の多くは、警察が介入した事故(公処理)の場合、より迅速かつ確実に補償を行う仕組みになっています,警察を呼ばずに示談を進めると、保険会社が介入せず、双方で直接示談書を作成することになります。しかし、示談書の内容に不備があったり、後日トラブルが発生したりした場合、補償を受けられない可能性があります。

では、どうすればよいのでしょうか,警察を呼ばずに安全に事故処理を行うための「鉄則」は以下の通りです。

第一に、「証拠を残す」ことです,事故直後は冷静であろうとするのが難しいものですが、スマートフォンであればいつでも撮影可能です,車の傷の位置や形状、車線の位置関係、周囲の状況、そして双方の運転手の顔写真などを撮影し、メモ帳に事故の経過を詳細に記録するようにしましょう。

第二に、「情報の完全な交換」を行うことです,相手の氏名、住所、電話番号、運転免許証の番号、車両のナンバープレート、車検証の番号、保険会社名と保険証券番号を全て確認してください。これらが漏れていると、後で連絡が取れずに支払いが遅れる原因になります。

第三に、「事故報告書」の作成と署名です,警察がいない場合、双方で交通事故報告書(または事故報告書)を作成し、事故の状況について合意した上で署名・押印することをお勧めします。この書類は、後のトラブルを防ぐための重要な証拠になります。

第四に、相手の態度に注意することです。もし相手が警察を呼ばずにその場を去ろうとしたり、連絡先を教えようとしなかったりする場合は、即座に警察を通報すべきです。これは逃走事故や詐欺の可能性を排除するための安全策です。

最後に、もし警察を呼ばずに処理しようとする際に、相手との話し合いが難航したり、車両の損傷の程度が自分では判断できなかったりする場合は、迷わず警察を呼ぶか、弁護士や自動車保険の無料相談窓口に相談することをお勧めします,交通事故は、その時の「安易な判断」が長い間あなたの生活を左右することがあります,警察を呼ぶかどうか迷ったら、迷わず通報することを心がけてください。

元のリンク:https://rb-lawyer.com/post/7630.html

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