交通事故で仕事を休む場合の手続きや補償内容は?
2024-06-29
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交通事故で負傷した場合、仕事に支障が出て、休業せざるを得ない状況に陥ることがあります。このような場合、適切な手続きを踏むことで、各種補償を受けることができます。
手続き
交通事故で休業する場合、以下の手続きが必要です。
- 警察への届出:事故発生後、必ず警察に届け出て、事故証明書を取得しましょう。
- 医療機関への受診:負傷したら、できるだけ早く医療機関を受診し、診断書を作成してもらいましょう。
- 会社への連絡:事故発生後、直ちに会社に連絡し、休業の旨を伝えましょう。
- 労災保険の申請:通勤途中の事故の場合は、労災保険の申請を行います。会社に用紙をもらって記入し、提出しましょう。
補償内容
交通事故で休業した場合、以下の補償を受けられます。
- 労災保険:通勤途中の事故で休業した場合、労災保険から休業補償金を受けられます。給与の約8割が支給されます。
- 健康保険:交通事故が原因で療養により休業した場合、健康保険から傷病手当金を受けられます。給与の約3分の2が支給されます。
- 自賠責保険:相手方の過失による交通事故で休業した場合、自賠責保険から休業損害が支払われます。ただし、自賠責保険の休業損害は限度額があり、休業日数や給与額によっては全額が支払われない場合があります。
注意点
休業補償を受けるためには、以下の点に注意が必要です。
- 休業期間の証明:休業期間を証明する書類は必ず取得しましょう。医師の診断書や会社の休業証明書などが必要です。
- 補償期間の制限:労災保険や健康保険の休業補償は、期間に制限があります。労災保険は最長1年半、健康保険は最長1年です。
- 自賠責保険の示談:自賠責保険の休業損害は、相手方との示談によって支払われます。示談を行う前に、弁護士に相談するなどして、適切な補償内容を確認しましょう。
交通事故で休業する場合、適切な手続きを踏むことで、各種の補償を受けられます。これらの手続きを怠ると、正当な補償が受けられなくなる可能性がありますので、注意しましょう。