交通事故で「むちうち」を負うと、さまざまな症状が現れます。その中でも、吐き気が起こることは珍しくありません。むちうちによる吐き気は、首の筋肉や神経が損傷したことが原因で起こることが多いとされています。

むちうちで吐き気がする際の対処法

むちうちで吐き気がする場合には、以下のような対処法が有効です。

安静にする

むちうちによる吐き気を感じたときは、安静にして身体を休ませることが大切です。無理な動作や激しい運動は避けましょう。

首を固定する

首を固定することで、むちうちによる症状の悪化を防ぐことができます。ネックカラーや頸椎固定帯を使用しましょう。

冷湿布をする

むちうちによる炎症を抑えるために、冷湿布を当てましょう。痛みが強い部分に15～20分間当て、その後15～20分間休憩を繰り返します。

薬を服用する

吐き気がひどい場合は、医師に相談して吐き気止めを処方してもらえます。むちうちによる痛みや炎症を抑える薬も併せて服用しましょう。

医療機関を受診する

むちうちによる吐き気が長引いたり、他の症状が伴ったりする場合は、医療機関を受診しましょう。むちうちが重症化している可能性があります。

むちうちで吐き気がする原因

むちうちで吐き気がする原因は、以下のようなものが考えられます。

首の筋肉や神経の損傷

むちうちにより首の筋肉や神経が損傷すると、脳に異常な信号が送られ、吐き気を誘発することがあります。

内耳の障害

むちうちにより内耳が障害を受けると、平衡感覚が乱れ、吐き気やふらつきが起こることがあります。

自律神経失調

むちうちによるストレスや不安により、自律神経が失調し、吐き気やその他の症状を引き起こすことがあります。

むちうちによる吐き気は軽視できない症状です。適切な対処を行い、症状の悪化を防ぎましょう。また、吐き気が長引いたり、他の症状が伴ったりする場合は、必ず医療機関を受診してください。