交通事故に遭ってしまったら、損害賠償金を受け取る権利があります。損害賠償金の額は、事故の状況や負傷の程度によって異なります。今回は、10対0の過失割合の場合に受け取れる損害賠償金について解説します。

10対0の過失割合とは

10対0の過失割合とは、事故の責任が一方の当事者に100％あることを意味します。つまり、もう一方の当事者には過失がありません。

受け取れる損害賠償金

10対0の過失割合の場合、被害者は以下の損害賠償金を受け取ることができます。

• 物的損害：車の修理代や代車代などの事故で受けた物の損害
• 逸失利益：事故による休業や減収で失った収入
• 慰謝料：事故による精神的苦痛に対する賠償
• 治療費：事故で受けた怪我の治療費
• 後遺障害慰謝料：事故後に残った後遺症に対する賠償

損害賠償金の算定方法

損害賠償金の額は、各損害項目ごとに算定されます。物的損害は修理費や代車代の領収書など、実費に基づいて算定されます。逸失利益は、事故前の収入や休業期間を考慮して算定されます。慰謝料は、事故の程度、負傷の重症度、精神的苦痛の程度を総合的に考慮して算定されます。

弁護士への相談を検討する

10対0の過失割合であっても、損害賠償金の算定は複雑になる場合があります。そのため、弁護士に相談して適切な損害賠償金を受け取れるようにすることをお勧めします。

弁護士は、損害賠償金の算定方法に精通しており、交渉において被害者の権利を主張します。また、示談交渉が不調に終わった場合には、裁判所での訴訟手続きを代理することもできます。

交通事故に遭われたら、まずは警察に事故届を提出しましょう。その後、弁護士に相談して、損害賠償金の適正な請求を行ってください。