無職でも逸失利益は認められることがありますか？

交通事故に遭い、怪我をしてしまった場合、損害賠償請求として逸失利益を請求することができます。逸失利益とは、事故によって労働不能になり、収入を得ることができなくなった場合の損失を指します。一般的に、逸失利益は労働している方について認められるものですが、無職の方でも逸失利益を請求できる場合があります。

無職でも逸失利益が認められる場合

無職の方でも逸失利益が認められるケースとしては、以下のようなものがあります。

• 就職活動中だった場合
• すでに内定を得ていた場合
• 主婦や学生で、家事や学業に支障が出た場合

就職活動中であれば、事故がなければすぐに就職できた可能性があります。内定を得ていた場合も、事故がなければその職に就いて収入を得ることができたはずでした。主婦や学生の場合も、家事や学業に支障が出ることで、将来収入を得る機会を逸することになります。

逸失利益の計算方法

逸失利益の計算方法は、以下のようになります。

• 事故発生前の収入を算出します。
• 労働不能期間を算出します。
• 事故発生前の収入×労働不能期間で、逸失利益を算出します。

労働不能期間は、医師の診断書やリハビリ記録などから算出します。収入については、直近の給与明細や確定申告書などから算出します。

注意点

無職の方でも逸失利益を請求することは可能ですが、実際に認められる金額はケースによって異なります。また、逸失利益を請求するためには、事故との因果関係を証明する必要があります。そのため、事故に関する記録や資料をしっかり収集することが大切です。

無職の方で交通事故に遭われた場合、逸失利益の請求についてお悩みの方は、弁護士に相談することをお勧めします。弁護士は、請求に必要な資料の収集や、損害賠償額の算出をサポートしてくれます。