事故の10対0は誰が決めるのですか？

交通事故が発生した場合、過失割合の認定が重要になります。過失割合の認定は、裁判所によって行われますが、保険会社による任意の認定もあります。この任意の認定では、「10対0」という過失割合が注目されますが、これはどのような場合に認定されるのでしょうか。

10対0の過失割合

10対0の過失割合とは、一方の当事者に100％の過失があり、もう一方の当事者に0％の過失がないことを意味します。つまり、完全に一方の過失によって事故が引き起こされたと認定された場合に、この過失割合が適用されます。以下のようなケースでは、10対0の過失割合が認定される可能性があります。

10対0となるケース

• 赤信号無視：赤信号を無視して交差点に進入し、他の車両と衝突した場合。
• 無免許運転：無免許で車を運転し、事故を起こした場合。
• 酒気帯び運転：飲酒運転をして、事故を起こした場合。
• 脇見運転：運転中に携帯電話を使用したり、他のことに気を取られて前方不注意となり、事故を起こした場合。
• 急ブレーキ：必要以上に急ブレーキをかけて、後ろから追突された場合。

過失割合の認定

過失割合の認定は、以下の要素に基づいて行われます。

• 事故当時の状況
• 当事者の証言
• 目撃者の証言
• 警察の捜査結果
• ドライブレコーダーの映像

過失割合が10対0と認定されれば、被害者は加害者に対して全額の損害賠償を請求することができます。また、自賠責保険や任意保険からも、全額の保険金が支払われます。