後費障害14等級でいくらもらえる？

後遺障害14級は、後遺障害等級における軽度の等級です。この等級の場合、労働能力が60%以上残存していることとされています。

後遺障害14級の逸失利益

後遺障害14級の逸失利益は、労働能力喪失率に年収を乗じて算出されます。一般的には、次の計算式で求められます。

逸失利益 = (年収 × 労働能力喪失率) × 逸失利益補償期間

労働能力喪失率は60%であり、逸失利益補償期間は20年です。したがって、逸失利益は次のように算出されます。

逸失利益 = (年収 × 0.6) × 20

年収が500万円の場合、逸失利益は600万円となります。

後遺障害14級の慰謝料

後遺障害14級の慰謝料は、身体的?精神的苦痛の程度や後遺障害の重さによって異なります。一般的には、次の基準で算定されます。

慰謝料 = 基礎額 × 重大度倍率

基礎額は120万円であり、重大度倍率は1.5です。したがって、慰謝料は次のように算出されます。

慰謝料 = 120万円 × 1.5

慰謝料は180万円となります。

まとめ

後遺障害14級の場合、逸失利益は年収が500万円であれば600万円、慰謝料は180万円となります。また、これとは別に、治療費や介護費用など、後遺障害に関連する費用が請求できる場合があります。ただし、実際の賠償額は、個々の案件の状況によって異なることに注意してください。