赤い本シリーズとは何ですか?

 2024-06-26    53  

交通事故に遭われた際に、保険会社から示談の提案を受けます。この示談の内容を検討する際に役立つのが「赤い本」シリーズです。

赤い本シリーズとは、損害保険料率算出機構が発行している「後遺障害等級認定基準」に基づいて、後遺障害の等級を判定するための資料集です。後遺障害とは、交通事故などで負ったけがが治った後に残る障害のことです。

赤い本シリーズとは何ですか?

後遺障害等級の判定方法

後遺障害の等級は、症状や日常生活への影響などの客観的な基準に基づいて判定されます。赤い本シリーズには、各後遺障害等級ごとに、認定基準となる症状や日常生活への影響が記載されています。

示談の提案に記載されている後遺障害の等級が、赤い本シリーズの認定基準に照らし合わせて妥当かどうかを検討することができます。等級が低すぎると、適切な賠償金を受け取れない可能性があります。

赤い本シリーズの種類

赤い本シリーズには、以下の種類があります。

  • 赤い本(身体の障害)
  • 青い本(精神の障害)
  • 緑の本(顔面の障害)
  • 茶色の本(聴力の障害)
  • 黄色の本(視力の障害)

事故で負った障害に応じて、該当する赤い本を参照します。また、赤と青のセットで刊行されており、両方を確認することで、より正確な後遺障害等級の判定が可能になります。

示談検討時に活用する

交通事故の示談において、赤い本シリーズは、後遺障害の等級や賠償金の妥当性を検討する上で重要な資料です。示談の提案書を受け取った際には、赤い本シリーズを参照し、疑問点があれば交通事故に詳しい弁護士に相談しましょう。

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