物損事故に関するトラブルについて詳しく教えてください。

交通事故が発生した場合、物損事故であっても決して安易に捉えてはいけません。思わぬトラブルに発展してしまうケースも数多くあります。そこで今回は、物損事故に関するトラブルについて詳しく解説します。物損事故に遭われた方はもちろん、これから運転される方にもぜひ知っておいていただきたい内容です。

事故後、相手から示談を持ちかけられた場合

物損事故の場合、相手方から「示談で済ませましょう」と持ちかけられることがあります。しかし、示談に応じる前に必ず以下の点を確認しましょう。

• 相手方の保険会社の連絡先
• 修理の見積もり金額
• 修理にかかる期間

また、示談書には以下の事項を必ず記載してもらいましょう。

• 事故の日時と場所
• 加害者と被害者の連絡先
• 修理にかかる費用と期間
• 示談金の金額

過失割合でのトラブル

物損事故の場合も、過失割合が問題になることがあります。過失割合とは、事故におけるそれぞれの当事者の責任割合のことです。過失割合が大きいほど、支払う損害賠償金額が増えてしまいます。

過失割合は、警察の調書や保険会社の調査によって決められます。しかし、当事者同士で過失割合に納得できない場合は、弁護士に相談することもできます。

修理代金のトラブル

物損事故の場合、修理代金が問題になることがあります。修理代金が想定よりも高額になってしまった場合や、相手方の保険会社が修理代金の支払いを拒否した場合には、弁護士に相談することを検討しましょう。

被害者にケガがあった場合

物損事故であっても、被害者にケガがあった場合は、物損事故とは別に人身事故として扱われます。人身事故の場合、治療費や慰謝料などの損害賠償を請求することができます。

物損事故に関するトラブルは、思わぬところから発生します。事故に遭われた場合は、安易に示談に応じたりせず、まずは弁護士に相談することをおすすめします。弁護士があなたの権利を守り、適切な示談交渉を行います。