後遺症 保険の適用範囲は？

後遺症 保険の適用範囲は？

交通事故の後、後遺症が残るケースがあります。後遺症は、事故の怪我から回復した後も、身体的?精神的な障害が残る状態です。後遺症があると、日常生活に支障が出たり、仕事に影響が出たりするなど、大きな影響を与えます。

後遺症が残った場合、損害賠償請求の中で、後遺症に対する慰謝料や逸失利益などを請求することができます。また、後遺症がある方は、保険から給付金を受け取れる可能性があります。後遺症の保険には、自賠責保険と任意保険の2種類があります。

自賠責保険の適用範囲

自賠責保険は、すべての自動車やバイクなどに加入が義務付けられている保険です。自賠責保険では、事故の被害者に補償が支払われます。後遺症の場合、自賠責保険から支払われるのは、後遺障害等級が認定された場合だけです。後遺障害等級は、身体障害者手帳に記載されている障害の程度によって1級から14級まで15段階に分けられています。

1級から3級の後遺障害等級が認定されると、後遺障害慰謝料として一時金が支払われます。4級から6級の後遺障害等級が認定されると、後遺障害年金が支払われます。後遺障害年金は、認定された障害の程度や年齢に応じて、毎月一定額が支払われます。

任意保険の適用範囲

任意保険は、自賠責保険の補償範囲を超えて補償を受けるために加入する保険です。任意保険には、後遺障害保険特約が設けられているものがあります。後遺障害保険特約に加入していると、後遺障害等級が認定された場合に、一時金や年金が支払われます。

後遺障害保険特約の内容は保険会社によって異なります。給付金額や支払い条件などを比較検討して、自分に合った任意保険を選ぶことが大切です。