交通事故によりヘルニアを負傷した場合、後遺障害として認定される可能性があります。しかし、後遺障害の認定が打ち切られてしまうリスクがあることに注意しなければなりません。ここでは、事故によるヘルニアに対する後遺障害認定の打ち切りリスクとその場合の損害賠償請求の手順について解説します。

後遺障害認定の打ち切りリスク

後遺障害とは、交通事故によって生じた身体的または精神的な障害が、事故から一定期間以上経過しても治癒せず、日常生活に支障をきたす状態のことを指します。ヘルニアの場合、神経根症状などが後遺障害として認定される可能性があります。

しかし、後遺障害認定には有効期限があり、一定の症状が改善すれば打ち切られることがあります。具体的には、事故から5年経過した場合や、症状固定と判断された場合に打ち切りとなる可能性があります。

症状固定と認定打ち切りの関係

症状固定とは、後遺障害の症状が安定して、これ以上改善が見込めない状態のことです。事故から一定期間経過後に、医師が症状固定と判断すると、後遺障害認定の打ち切りにつながる可能性があります。

ヘルニアの場合、神経根症状の改善が進んだり、手術などによって症状が軽快したりすると、症状固定と判断される可能性が高くなります。

打ち切り後の損害賠償請求手順

後遺障害認定が打ち切られてしまった場合、損害賠償を請求することが可能です。その手順は以下の通りです。

1. 資料の収集
症状固定の診断書、後遺障害認定の決定書、過去の診療記録などを集めます。 2. 弁護士への相談
打ち切りとなった理由や賠償額の算定方法などについて、弁護士に相談します。 3. 示談交渉
弁護士を通じて、保険会社や加害者と示談交渉を行います。 4. 調停?裁判
示談交渉が不調に終わった場合は、調停や裁判で損害賠償を請求することができます。

まとめ

交通事故によるヘルニアに対する後遺障害認定は、打ち切りのリスクがあります。症状固定と認定打ち切りの関係を理解し、打ち切られた場合は適切な損害賠償請求の手続きを踏むことが重要です。後遺障害認定に関するお悩みがありましたら、ぜひ弁護士にご相談ください。