障害等級14級の具体例は？

障害等級は、7段階で区分されます。14級は、最も軽い等級です。交通事故で障害等級14級となる例として、以下が挙げられます。

1. 外傷性腱鞘炎

手首や指などの腱が炎症を起こす状態です。階段を上り下りする、重い物を持ち上げるなどの日常動作で痛みや違和感が出ます。

2. 外傷後遺症（外傷性ストレス障害）

交通事故のショックや恐怖体験によって、不安やフラッシュバックなどの症状が現れます。日常生活に支障が出るほど症状が強い場合は、障害等級14級と認定される場合があります。

3. 頸椎捻挫

首をひねったりぶつけたりして、首の靭帯や筋肉を損傷した状態です。首の痛みやこり、頭痛などの症状が出ます。

4. 腰椎捻挫

腰をひねったりぶつけたりして、腰の靭帯や筋肉を損傷した状態です。腰の痛みやこり、坐骨神経痛などの症状が出ます。

5. 打撲による疼痛?痺れ

交通事故で頭を打ったり、身体をぶつけたりした結果、痛みやしびれが残った場合です。日常生活に支障が出るほどの痛みや痺れがあれば、障害等級14級と認定される可能性があります。

6. その他

上記以外にも、軽度の骨折、脱臼、軟部組織損傷などが障害等級14級と認定される場合があります。症状の程度や日常生活への影響を考慮して判断されます。

障害等級14級は、日常動作に多少の支障が出るレベルの障害とされています。労働能力の喪失は認められませんが、慰謝料や逸失利益などの損害賠償の対象となります。