2024-09-04 13
交通事故の被害者が受け取ることのできる損害賠償金には、さまざまな種類があります。その中でも、赤い本と呼ばれる「自賠責保険基準」に基づく慰謝料の算定基準を「赤い本の慰謝料」といいます。
赤い本の慰謝料の算定基準は、以下の要素を考慮して決定されます。
赤い本の慰謝料の計算方法には、次の2つの方法があります。
後遺障害の等級がない軽傷の場合に用いられます。負傷の程度に応じて、入院日数や通院日数をもとに定められた慰謝料額を乘じて計算します。
後遺障害の等級がある場合に用いられます。日本医学会の「後遺障害等級認定基準」に基づき、後遺障害の等級や程度を評価し、対応する慰謝料額が定められています。
赤い本の慰謝料はあくまでも基準であり、実際の慰謝料額はケースによって異なる場合があります。また、自賠責保険の限度額を超える慰謝料は、加害者の任意保険や加害者本人が負担することになります。
交通事故に遭って負傷した場合、適切な治療を受けるとともに、早めに弁護士に相談することが重要です。弁護士は、赤い本の慰謝料やその他の損害賠償金について適切なアドバイスを行い、被害者の権利を守るためにサポートしてくれます。
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